マイナスイメージの払拭
高齢者が増え続ける中、介護施設や介護スタッフの不足が深刻化していることが問題視されています。これは2025年問題にも繋がり、もはや他人事では済まされない問題にまで発展しています。さらにそれに追い打ちをかけているのが、介護スタッフの離職率の高さと、平均年齢の高齢化です。ヘルパーの仕事は、体力が必要となり、仕事を選べないなどのデメリットがあります。
こうしたマイナスなイメージばかりが先行してしまい、仕事のやりがいや喜びが周囲に伝わることがないため、新しくこの分野を目指す若者も一向に増える兆しがありません。従って、ポジティブで明るいイメージを積極的にアピールしていかなければならないのです。ヘルパーの職に就いている人は体力が必要なので、本来は平均年齢は若くなければなりません。いずれそのベテラン世代のヘルパーがいなくなってしまった時に、人材がさらに確保できない状態になってしまえば、人々の老後はめちゃくちゃになってしまいます。若手のスタッフが少ないと、ただでさえハードワークなヘルパー業務がさらに高齢スタッフに集中してしまうという悪循環を生み出してしまうのです。
若者が集まらないことは、現役ヘルパーの離職率を増加させてしまうことにも繋がるので、一刻も早く解決しなければなりません。そのために、ヘルパーのやりがい、感謝される喜びや笑顔に触れながら業務ができる本当の楽しさをしっかりと世の中に発信し、新しく業界を目指そうとする若い世代の取り込みがとても重要なのです。